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『ソ連兵へ差し出された娘たち』平井美帆(集英社)

『ソ連兵へ差し出された娘たち』平井美帆(集英社)

2022年
340頁




目次(収録作品)

序章 「乙女の碑」の詩
第1章 満州への移住
第2章 敗戦と集結
第3章 ソ連兵への「接待」
第4章 女たちの引揚げ
第5章 負の烙印
第6章 集団の人柱
終章 現代と女の声

1945年夏――。日本の敗戦は満州開拓団にとって、地獄の日々の始まりだった。
崩壊した「満州国」に取り残された黒川開拓団(岐阜県送出)は、日本への引揚船が出るまで入植地の陶頼昭に留まることを決断し、集団難民生活に入った。
しかし、暴徒化した現地民による襲撃は日ごとに激しさを増していく。
団幹部らは駅に進駐していたソ連軍司令部に助けを求めたが、今度は下っ端のソ連兵が入れ替わるようにやってきては“女漁り”や略奪を繰り返すようになる。
頭を悩ました団長たちが取った手段とは……。

第19回開高健ノンフィクション賞受賞作

出典:集英社公式サイト

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