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『世界哲学史3―中世I 超越と普遍に向けて』(ちくま新書)

『世界哲学史3―中世I 超越と普遍に向けて』伊藤邦武・山内志朗・中島隆博・納富信留 責任編集(ちくま新書)全8巻+別巻1

2020年
280頁




目次(収録作品)

第1章 普遍と超越への知 山内志朗
第2章 東方神学の系譜 袴田 玲
第3章 教父哲学と修道院 山崎裕子
第4章 存在の問題と中世論理学 永嶋哲也
第5章 自由学芸と文法学 関沢和泉
第6章 イスラームにおける正統と異端 菊地達也
第7章 ギリシア哲学の伝統と継承 周藤多紀
第8章 仏教・道教・儒教 志野好伸
第9章 インドの形而上学 片岡 啓
第10章 日本密教の世界観 阿部龍一
コラム1 ローマ法と中世 薮本将典
コラム2 懐疑主義の伝統と継承 金山弥平
コラム3 ギリシアとイスラームをつないだシリア語話者たち 高橋英海
コラム4 ギリシア古典とコンスタンティノポリス 大月康弘

七世紀から一二世紀まで、ヨーロッパでいう中世の前半は地中海の古典・古代文化がヨーロッパ各地に広がり、イスラームが成立して急速な広がりを見せた。中国やインドでも高度な形而上学が発展し、日本でも空海のような宇宙規模の形而上学が構想された。民族の大移動が始まり、諸帝国が成立すると文化が特定の地域に閉じこもらず、広がりを見せていった。こうした時代の諸伝統における多様な哲学を、「超越」と「普遍」をテーマとして設定し、相互の関連を重視しつつ論じる。

出典:筑摩書房公式サイト

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