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『高村光太郎全集 第2巻』(筑摩書房)

『高村光太郎全集 第2巻』高村光太郎(筑摩書房)

1957年10月10日初版第1刷発行
1994年11月20日増補版第1刷発行
380頁
旧字旧かな

目次(収録作品)

大正13年(1924)
春駒
清廉
大正14年(1925)

月曜日のスケルツオ
白熊
氷上戯技
首狩
傷をなめる獅子
少年を見る
校庭
狂奔する牛
車中のロダン
あの詩人
無口な船長
後庭のロダン
珍客

大正15・昭和元年(1926)
路ばた

十大弟子

象の銀行
苛察
滑稽詩
夜の二人
聖ジヤンヌ
感謝
ミシエル・オオクレエルを読む
雷獣
秋を待つ
深夜
大きな嚏
火星が出てゐる
冬の奴
偉大なるもの

昭和2年(1927)
あなたはだんだんきれいになる
無題(すばらしいものを見た)
懐ふ
二つの世界
不平な人に
あけぼの


二つに裂かれたベエトオフエン
花下仙人に遇ふ
エピグラム
 超現実派
 煩瑣派
 卑近美派
詩人
新感覚派
美を見る者
「詩」
名所
 大涌谷
 草津
母をおもふ
その年私の十六が来た
北東の風、雨
昔話
殺風景
天文学の話
偶作十五
(平和的な平和を)
平和時代
或る墓碑銘
冬の言葉

昭和3年(1928)
ぼろぼろな駝鳥
最後の工程
彼は語る

当然事
なにがし九段
あどけない話
さういふ友
偶作
あの音
無限軌道
約束
夏書十題
 青空
 底
 寒山詩
 (一生かかつて)
 さうか、寒公
 (夜明けのかなかなに)
 (ヤマノイモの)
 死ねば
 無いからいい
 一人づつが
同棲同類
何をまだ指さしてゐるのだ
或る日
カタバミの実
焼けない心臓
触知
存在
古事一則
独り酸素を奪つて
旅にやんで
街上比興
その詩

昭和4年(1929)
首の座
北島雪山
上州湯檜曽風景
人生
或る筆記通話
非ユークリツド的
秋が来たんだ
激動するもの
上州川古「さくさん」風景
或る親しき友の親しき言葉に答ふ
孤独が何で珍らしい

昭和5年(1930)
のんきな会話
春の一年生
刃物を研ぐ人
消えずの火
籠球スナツプ シヨツト
“Die Welt ist schoen”
のつぽの奴は黙つてゐる
耳で時報をきく夜
冷熱
南極
機械、否、然り
友よ

昭和6年(1931)
一艘の船が二艘になること
似顔
不許士商入山門
美の監禁に手渡す者
卓上の七月
検温
霧の中の決意
ゆつくり急がう
レオン ドウベル

昭和7年(1932)
非ヨオロツパ的なる
もう一つの自転するもの
五月のウナ電

昭和9年(1934)
「藤島武二画集」に題す

昭和10年(1935)
人生遠視
風にのる智恵子
「悪魔の貞操」に題す
寸言
秋風をおもふ
ばけもの屋敷
村山槐多
詩の道

昭和11年(1936)
鯉を彫る
荻原守衛
堅冰いたる

昭和12年(1937)
少年に与ふ
わが大空
よしきり鮫
マント狒狒

千鳥と遊ぶ智恵子
値ひがたき智恵子
秋風辞
夢に神農となる
晴天に酔ふ
冬が来る
老聃、道を行く
未曽有の時
詩について
天日の下に黄をさらさう

昭和13年(1938)
手紙に添へて
団十郎造像由来
森のゴリラ
潮を吹く鯨
若葉
地理の書
山麓の二人
孤坐
日本の秋
或る日の記
吾が同胞
子を産む書物
その時朝は来る
群長訓練
新しき御慶
正直一途なお正月
こどもの報告

昭和14年(1939)
米のめしの歌
レモン哀歌
軍艦旗
芋銭先生景慕の詩
初夏言志
初夏到来
つゆの夜ふけに
上海陸戦隊をおもふ
乃木大将を憶ふ
事変二周年
肉体
君等に与ふ
亡き人に
愛について
お化屋敷の夜
銅像ミキイヰツツに寄す
紀元二千六百年
発足点
北冥の魚

先生山を見る
紀元二千六百年にあたりて
へんな貧
私は青年が好きだ
重大なる新年
源始にあり

昭和15年(1940)
ほくち文化
護国神社
蝉を彫る
落日
梅酒
五月のうた
新緑の頃
雷電の夜
最低にして最高の道
無血開城
純潔
歩くうた
式典の日に
漁村曙
少女立像
朋あり遠方に之く
世界は美し
太子筆を執りたまふ
われら持てり
新年に与ふ

昭和16年(1941)
さくら
四月の馬場
清くして苦きもの
少女に
みかきにしん
強力の磊塊たれ
青年
荒涼たる帰宅
事変はもう四年を越す
或会議に列して
迎火
純潔のうた
百合がにほふ
新穀感謝の歌
必死の時
こころに美をもつ
危急の日に

解題

(p.343)
第二巻には、小曲を含む詩二百五十五篇を収めた。大正十三年(一九二四)から昭和十六年(一九四一)十二月、太平洋戦争開戦直前までの作品である。

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