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『家郷の訓』宮本常一(岩波文庫)

『家郷の訓』(かきょうのおしえ)宮本常一(みやもと・つねいち)(岩波文庫)
1984年7月16日初版発行
280頁




本書の底本
『宮本常一著作集』第6巻[amazon](未来社)(1967)

初出『家郷の訓』宮本常一(三国書房)昭和18年(1943)

著者(1907-82)の故郷である山口県大島の明治末から大正にかけての暮しの中に、子どもの躾のありようを描いた出色の生活誌。『忘れられた日本人』をはじめ多くの優れた業績を遺した宮本民俗学の原点を示す書であり、子ども・民俗・教育を考える人への格好の贈り物。故郷の風土を克明に描いた「私のふるさと」を併収。(解説=原ひろ子)

本書表紙(カバー)より


著者の身内や故郷の人々の暮らしについて書かれたもの。
筆者には、祖父母や曾祖父母の子供時代を垣間見るようであった。
おすすめの良書。

(本書「解説」(原ひろ子)p.279より)

この本は、生活の書である。そして学問の書である。年齢や生まれた地方の如何を問わず、この本を読む人は、自分自身の体験や生活を内省して、自らの成長の過程や、子どもの育て方、孫との接し方、地域活動のあり方、地域行政のあり方などを具体的に考える上でのヒントを得るであろう。
『家郷の訓』は、民俗学、子ども学、子ども史、教育史、教育学、文化人類学などを志す人びとにとっては必読の古典である。

上記引用の見解に異論なし。

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