『日本の名随筆』(全100巻、別巻全100巻)(作品社)
B6判・函入り
明治以降の各界著名人による随筆を巻ごとにテーマを設けて編集した随筆集のシリーズ。
『日本の名随筆 別巻44 記憶』養老孟司編(作品社)
1994年10月
256頁
目次(収録作品)
吉田健一 記憶
稲垣足穂 記憶
埴谷雄高 記憶の不思議さ
鈴木信太郎 記憶の変貌
赤瀬川原平 わが脳内の記憶観察 『じろじろ日記』より
森銑三 金太郎の踊
三島由紀夫 初等科時代の思ひ出
尾崎一雄 記憶のをかしさ
正宗白鳥 幼少の思ひ出
谷川俊太郎 暗さと無力
津島佑子 子どもの頃の殺人
森鴎外 記臆 「観潮楼偶記 その一」より
南方熊楠 失うた帳面を記憶力で書き復した人
宮本常一 伝承者の系譜 「民話の伝承者」より(抄)
青木清 刷り込み(インプリンティング)
日高敏隆 ミツバチと色
時実利彦 記憶 「脳の話題」より
保崎秀夫 記憶のさまざまとその異常 「記憶」より
戸井田道三 記憶とブラック・ホール
辰野隆 記憶ちがい
上林暁 物忘れがひどくなつた
坪田譲治 もの忘れ
なだいなだ 記憶がたんだん遠くなる
森於莵 放心教授
木山捷平 耳学問
中井久夫 あるドイツ人老教授の思い出
河合隼雄 観覧車
松山巖 路地
神吉拓郎 匂いの記憶
阿刀田高 一枚の写真
大庭みな子 心に残る二つの映画
中村真一郎 小説とモデルと恋愛の構造
大岡昇平 記憶と忘却との間 『白痴群』第六号騒動記
加藤周一 記憶喪失の幸福
養老孟司 時間(抄)