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『新版 魔女狩りの社会史』ノーマン・コーン(ちくま学芸文庫)

『新版 魔女狩りの社会史』ノーマン・コーン、山本通訳(ちくま学芸文庫)

2022年
608頁




目次(収録作品)

第一章 古代における序幕
第二章 悪魔とその力にかんする見解の変化
第三章 中世の異端の悪霊化(一)
第四章 中世の異端の悪霊化(二)
第五章 テンプル騎士団の壊滅
第六章 儀礼的魔術の実在
第七章 悪霊を崇拝する魔術師は存在しなかった
第八章 魔女の社会は実在しなかった
第九章 民衆の想像の中での夜の魔女
第十章 魔女狩りの開始についての誤った通説
第十一章 魔女狩りは実際に、どのように始まったのか(一)
第十二章 魔女狩りは実際に、どのように始まったのか(二)

訳者あとがき
文庫版解説 学際的な魔女狩り研究を切り開いた先駆者 黒川正剛
書誌的註解

排除と迫害と虐殺のメカニズム「魔女の社会」は、如何に捏造されたか。

「幼児を殺して貪り喰い、近親相姦を行い、十字架に唾をかけ、魔王を崇拝する」――近世のキリスト教世界において激しく非難された「魔女の社会」は、すべてが捏造されたものにすぎない。では、それらの言説はどのような伝統を持ち、いかにして「魔女たち」と結びつき、そして「魔女狩り」に寄与してきたのか。厳密な資料読解を通して、排除と迫害が生み出される条件とその仕組みを明らかにする。また、近代の魔女狩り研究が、どのようにその過ちを増幅し流通させることになったのかについても徹底的に検証する。

アマゾン商品説明より

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