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『星は見ている』秋田正之編(日本ブックエース)

『星は見ている―全滅した広島一中一年生父母の手記集』秋田正之編(平和文庫・日本ブックエース)単行本

2010年
198頁




目次(収録作品)

転がっていたおむすび(益田美佐子)
お母ちゃん、顔が見えない(渡辺重子)
腕白で元気だった弟(長幸子)
見つからない死体(佐々木乃文江)
辿りついて十四時間の命(平野逸三)
ゆるせない(藤尾久)
熱い、体が焼ける(堀輝人)
幽霊を追って(三保綱太郎・妻)
苦しい、殺して(岩井国次郎)
一篭のトマトでも(檀上竹男・妻)
浄土の羊羹はあるの?(山本康夫)
茶碗酒(高橋忍)
読み上げられた死亡者名簿(河村三子)
死のうわごと(大土省三)
焼けついた学帽(秋田正之)
楽しかった水浴びの日(花谷本六)
眼鏡サック(片山誌子)
一夜だけの看護(服部円)
なくなったユーカリの樹(岡田佐美子)
担架で微かに歌う校歌(須子剛)
笑顔で死んでいった子(正木生虎)
二郎は眼鏡をかけた丸顔の子(藤野君子)
骨片(信濃俊次郎)
豆タンクの大関(宇都信)
屍に乳房をふくませて(池田武夫)
悲しみの母(法貴みさる)
焼けた弁当箱(上野平嘉太郎)
お下がりの洋服(大西堅子)
遺骨を蚊帳の中に(柳武)
うどん(白川初美)
頭髪もなく状袋一枚(岡田三郎)
もう帰って来ない(吉富秀子)
星は見ている(藤野としえ)
〔ほか〕

勤労奉仕中、原爆により全滅した広島一中一年生の父母33人の哀切の訴え。

出典:日本図書センター公式サイト


[関連]
『星は見ている―全滅した広島一中一年生・父母の手記集』秋田正之(1954・鱒書房)
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