スポンサーリンク

『日本文化の構造―論集・日本文化1』梅棹忠夫・多田道太郎編(講談社現代新書)

『日本文化の構造―論集・日本文化1』梅棹忠夫・多田道太郎編(講談社現代新書)シリーズ全3巻

1972年5月28日第1刷発行
235頁




目次(収録作品)

日本文化の条件と可能性(石田英一郎)
日本人の好奇心とエネルギーの源泉(座談会)石田英一郎・上山春平・江上波夫・増田義郎
日本文化の自然環境(吉良竜夫)
都市と文明(座談会)泉靖一・梅棹忠夫・貝塚茂樹・坂本二郎・増田四郎
東南アジア文化の構造(座談会)梅棹忠夫・石井米雄・生田滋
五行の美と歴史(林屋辰三郎)
東日本と西日本(沢寿次)
日本文化の波動(上山春平)
日本の民衆は「島国根性」をもたない(和歌森太郎)
人類にとって文字とは何であろうとしつつあるのか(対談)梅棹忠夫・坂井利之
日本語のリズムの地域差(柴田武)

本書は、雑誌『Energy』(エッソ)に掲載された座談会や論文から日本文化に関するものを選び編集したもの。

結構、古い本なので、今では(ほぼ)否定されている「騎馬民族征服王朝説」なども論じられている。また、この時代にはまだ発見されていない縄文の遺跡等もあるので、その点も考慮して読んだ方がよい。なかなか興味深かったが、全体的に日本文化そのものについて論じているものが少ないのが残念。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Secured By miniOrange