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『ウィトゲンシュタイン 言語の限界』飯田隆(講談社)

『ウィトゲンシュタイン 言語の限界』飯田隆(講談社)

新装版2005年
390頁




目次(収録作品)

一九二九年/『論理哲学論考』とはどんな書物か/ウィーンからケンブリッジへ/否定の謎/像としての命題/語りえぬ事柄/再出発と破局/復帰までの道のり/ふたたびケンブリッジにて/現象言語〔ほか〕

哲学は存在するのかという問いこそ哲学の唯一の関心事である

言語の限界(die Grenzen der Sprache)
哲学上の問題とは言語がどう働くかについての誤解から生じてくる。言語の限界に突き当たって思考が瘤を生み出しているのである。哲学とはこれを取り除き、問題をその根から断つことである。哲学とは理想的な言語を作ることではなく、すでにある言語の使用を明らかにすることであり、通常の言語使用の底に隠されている、誤った先入見を暴こうとする営みである。

<付録>
著作ダイジェスト/キーワード解説/読書案内

出典:講談社BOOK俱楽部


[関連]
『ウィトゲンシュタイン 言語の限界』飯田隆(1997・講談社)
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