『論理学 一冊でわかる』グレアム・プリースト、菅沼聡訳(岩波書店)
2008年
170頁
目次(収録作品)
妥当性―何から何が導かれるのか?/真理関数―それとも、そうじゃない?/名前と量化表現―「無」というものがあるのだろうか?/記述と存在―ギリシア人はゼウスを崇めたか?/自己言及―この章のテーマは何か?/必然性と可能性―起こることは起こるべくして起こる?/条件文―「もしも」がどうだって言うんだ?/未来と過去―時間は実在するか?/同一性と変化―けっして変わらないものはあるのか?/曖昧さ―危険な坂道を転げ落ちないためには?/確率―参照クラスの奇妙な失踪事件/逆確率―無頓着ではいられない!/意思決定理論―大いなる期待
何だか気にはなるけれど,とっつきにくいという印象のある〈論理学〉.ギリシアの昔から発達し,現代もなお数々の興味深い問題を生み続けるこの学問分野の基本を,背景にある哲学的な問題に関係づけながら,わかりやすく説明する.章ごとに要点のまとめ,巻末には問題や用語集・記号一覧なども収録した簡潔な入門書.
出典:岩波書店公式サイト