『パース著作集1 現象学』チャールズ・パース、米盛裕二編訳(勁草書房)
1985年
232頁
目次(収録作品)
第一章 現象と現象学
一 現象
二 現象の三つの究極的要素――一項性、ニ項性、三項性
第二章 カテゴリー論
はじめに
A 第一性
一 第一性の顕現
二 一項的なもの
三 情態の性質
四 精神と変化に左右されない情態
五 情態の定義
六 第二性への移行
B 第二性
一 情態と争闘
二 行動と知覚
三 第二性の諸相
四 二項態
五 自我と非我
C 第三性
一 第三性の事例
二 表意作用と一般性
三 第三性の実在
四 原形質とカテゴリー
五 カテゴリーの相互依存
第三章 諸科学における三分法
一 三分法
二 思惟における三分法
三 心理学における三分法
四 生理学における三分法
五 生物学的発生における三分法
六 物理学における三分法
七 第一、第二、第三
第四章 数学の論理――一項態、二項態、三項態
一 三つのカテゴリー
二 性質
三 事実
四 二項態
五 三項態
第五章 普遍的カテゴリー
一 現前性
二 争闘
三 第三性とその実在
四 第三性と一般性
五 規範的判断
第六章 三種類の正当性
一 哲学の諸部門
二 倫理的および美的正当性
パースがその上に哲学的諸科学を基礎づけた「現象学」に焦点をしぼる。現象学は日常的共通経験の世界を直接観察し記述し分析し「分析不可能な要素」を発見する科学である。
出典:勁草書房公式サイト