『増補改訂版 追跡・アメリカの思想家たち』会田弘継(中公文庫)
増補改訂版2016年
315頁
目次(収録作品)
プロローグ メコスタ村へ
第一章 戦後保守思想の源流――ラッセル・カーク
第二章 ネオコンの始祖――ノーマン・ポドレッツ
第三章 キリスト教原理主義――J・グレシャム・メイチェン
第四章 南部農本主義――リチャード・ウィーバー
第五章 ネオコンが利用した思想――レオ・シュトラウス
第六章 ジャーナリズムの思想と機能――H・L・メンケン
第七章 リベラリズム――ジョン・ロールズ
第八章 リバタリアン――ロバート・ノジック
第九章 共同体主義――ロバート・ニスベット
第十章 保守論壇の創設者――ウィリアム・バックリー
第十一章「近代」への飽くなき執念――フランシス・フクヤマ
第十二章「歴史の終わり」から「歴史の始まり」へ――フランシス・フクヤマ(続)
第十三章「トランプ現象」とラディカル・ポリティクス
エピローグ 戦後アメリカ思想史を貫いた漱石の『こころ』
ラッセル・カークから始まった、現代アメリカを形作ってきた思想家たちを訪ねる“旅”。
彼らの思索の中核には何があるのか。
保守、リベラルといった概念の真の意味とは――。
著者の精緻な読み解きが、アメリカ文化の複雑さと奥深さ、そしてパラドクスをも浮かび上がらせる。文庫化にあたり〈「トランプ現象」とラディカル・ポリティクス〉を収録。アマゾン商品説明より