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『現代思想入門』仲正昌樹・清家竜介ほか(PHP研究所)

『現代思想入門―グローバル時代の「思想地図」はこうなっている!』仲正昌樹・清家竜介・藤本一勇・北田暁大・毛利嘉孝(PHP研究所)

2007年
224頁
定価:1,400円(税別)




目次(収録作品)

1 戦後「現代思想」の見取図(「現代思想」の変遷)
2 フランクフルト学派の批判理論(フランクフルト学派の展開/マックス・ホルクハイマー―学際的唯物論から批判の道へ ほか)
3 正義論としてのポスト構造主義(ポスト構造主義の基本理念/ジャン・ボードリヤール―消費社会の神話と構造 ほか)
4 現代リベラリズムの冒険(現代リベラリズムとは何か/ジョン・ロールズー公正としての正義 ほか)
5 西欧近代にとっての「他者」(カルチュラル・スタディーズとポストコロニアリズム/スチュアート・ホール―「保証なき」教育者/介入者 ほか)

浅田彰の『構造と力』が端緒となって現代思想ブームが起こったのは80年代。それから、20年あまりたち、冷戦の終焉、湾岸戦争、9・11からイラク戦争と、世界は大きく変わった。その中で、「哲学」に軸足をおいた思想はあまり注目を集めなくなったものの、「世界/社会」に軸足をおいた思想は、現代の思想シーンにおいてますます重要度を増している。
本書では、「第二次大戦後に影響を持った思想」を「(正統)マルクス主義との距離の取り方」と「地域性」を考慮に入れ、(1)ドイツを中心とするフランクフルト学派、(2)フランスのポスト構造主義、(3)英米のリベラリズム、(4)カルチュラル・スタディーズ、ポストコロニアル・スタディーズなど西欧近代にとっての「他者」をめぐる思想、という4つの大きな流れを取り上げてまとめた。フーコー、デリダからロールズ、ネグリ&ハートまで19人の思想家と現代思想の新しい「見取り図」がわかる最新入門書。

出典:PHP INTERFACE

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