『正義と境を接するもの―責任という原理とケアの倫理』品川哲彦(ナカニシヤ出版)
2007年
346頁
定価:4,800円(税別)
目次(収録作品)
第一章 問題の位置づけ
第一部 責任という原理
第二章 ヨナス『責任という原理』の問題提起 ―自然、環境、人間―
第三章 環境、所有、倫理
第四章 生命の神聖 ―その失効とその再考―
第五章 人間はいかなる意味で存続すべきか ーヨナス、アーペル、ハーバマス―
第六章 責任原理の一解釈 ー正義と境を接するもの―
第二部 ケアの倫理
第七章 ケアの倫理の問題提起
第八章 ノディングスの倫理的自己の観念
第九章 ケアの倫理、ニーズ、法
第十章 ケア対正義論争 ー統合から編み合わせへ―
第十一章 ケア関係における他者
第十二章 むすび
生身の人間の傷つきやすさと生の損なわれやすさを基底にしたもうひとつの倫理。ハンス・ヨナスの責任原理とキャロル・ギリガンに始まるケアの倫理を論じる。
アマゾン商品説明より