『米川正夫―鈍・根・才 米川正夫自伝』米川正夫(日本図書センター・人間の記録49)
1997年
300頁
定価:1,980円(税込)
目次(収録作品)
第一章 出生の地/生家/邦楽の環境 ほか
第二章 性格の形成/卑怯者/性のめざめ/ニコーレンカ
第三章 田舎中学の文名/『文章世界』/二葉亭の影響 ほか
第四章 外語時代/投書仲間/中村白葉 ほか
第五章 就職/長崎から旭川へ/堕落 ほか
第六章 ドストエフスキイとの遭遇/アヴァンチュール/結婚
第七章 文名高まる/『戦争と平和』/『雪の底にて』 ほか
第八章 ロシヤ行/十月革命/女中の結婚 ほか
第九章 大蔵省を去る/横浜から神戸へ/『戦争と平和』完成/父の死
第十章 帰京/陸大就職/冬夏社の『ドストエーフスキイ全集』 ほか
第十一章 最初の悲しみ/関東大震災/『最後の一線』 ほか
第十二章 築地小劇場/円本成金/革命十周年への招待 ほか
第十三章 帰朝報告/第二の悲しみ/母の死 ほか
第十四章 ピリニャークの再度来朝/妹文子の渡露/トーリャの帰国 ほか
第十五章 再婚/戦局の深刻化/『蝉丸』 ほか
第十六章 河出版『ドストエーフスキイ全集』/妻の結核/余の胃潰瘍 ほか
第十七章 全集再出発/戦後の出版界/『ツルゲーネフ全集』 ほか
第十八章 読売文学賞受賞/ペン大会/外遊 ほか
第十九章 エレンブルグ来る/『雪どけ』/『開かれた処女地』 ほか
第二十章 四度目の訪ソ/太陽を追って/日ソ親善の夕 ほか)&終章
「ドストエフスキー全集」など、ロシア文学の主要作品のほとんどを超人的に翻訳し、日本文学に大きな影響を与えた文学者・米川正夫が、七十年の人生をふりかえる。1962年刊「鈍・根・才」を修めた人間の記録第49巻。
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