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『明治政治史』岡義武(岩波文庫)

『明治政治史』(上下)岡義武(岩波文庫)

上巻
2019年
515頁

目次(収録作品)

第一章 序論=江戸封建体制とその瓦解
 第一節 体制の構造と内部的矛盾の発展
 第二節 強いられた開国
 第三節 尊攘運動の奔騰
 第四節 衰退する幕府権力
 第五節 瓦 解

第二章 近代国家への移行
 第一節 新しい支配体制の構築
 第二節 明治新政府の課題と政策
 第三節 起伏する政治的不安
 第四節 自由民権運動の展開
 第五節 朝鮮問題と条約改正交渉
 第六節 支配体制の整備

解説 戦後政治史学の誕生 前田亮介

日本の政治史学の礎を築いた岡義武(1902‐90)が明治期の政治・経済・社会を包括的に描いた通史。開国から帝国議会開設にいたる近代国家の形成過程を扱った上巻では、明治維新を、民族の独立確保のためになされた「民族革命」として位置付ける。多くの史料を織り込みつつも歴史叙述として均整のとれた古典的名著である。(解説=前田亮介)

アマゾン商品説明より


下巻
2019年
465頁

第三章 民族の独立追求
 第一節 明治二三年前後のわが国をめぐる国際状況
 第二節 初期議会・条約改正
 第三節 日清戦争
 第四節 戦後政治の展開
 第五節 軍備の拡張と階級的分化の進行
 第六節 日英同盟成立の前後
 第七節 日露戦争

第四章 帝国建設の進展と政党勢力の上昇
 第一節 「戦後経営」
 第二節 外交の新しい局面と新しい課題
 第三節 明治の終焉
 第四節 「大正の政変」

解説 近代日本通史への情熱 伏見岳人

明治期の政治・経済・社会を包括する通史を、豊富な史料を織り込みつつ端正な文体で叙述した古典的著作。下巻では、帝国議会開設から大正政変後までを扱う。強烈な民族的危機感によって成立した明治国家が、日清・日露戦争を経て、次第に民族的誇負を強めていく過程を描く。(解説=伏見岳人)(全2冊)

アマゾン商品説明より

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