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『フランス短篇傑作選』山田稔編訳(岩波文庫)

『フランス短篇傑作選』山田稔編訳(岩波文庫)

1991年
353頁




目次(収録作品)

ヴェラ(オーギュスト・ヴィリエ・ド・リラダン)
幼年時代ー『わが友の書』より(アナトール・フランス)
親切な恋人(アルフォンス・アレー)
ある歯科医の話(マルセル・シュオッブ)
ある少女の告白(マルセル・プルースト)
アリス(シャルル・ルイ・フィリップ)
オノレ・シュブラックの失踪(ギョーム・アポリネール)
ローズ・ルルダン(ヴァレリー・ラルボー)
バイオリンの声をした娘(ジュール・シュペルヴィエル)
タナトス・パレス・ホテル(アンドレ・モーロワ)
クリスチーヌ(ジュリヤン・グリーン)
結婚相談所(エリヴェ・バザン)
大佐の写真(ウージェーヌ・イヨネスコ)
ペルーの鳥(ロマン・ギャリー)
大蛇〈ボア〉(マルグリット・デュラス)
ジャスミンの香り(ミッシェル・デオン)
さまざまな生業〈なりわい〉(抄)(トニー・デュヴェール)
フラゴナールの婚約者〈フィアンセ〉(ロジェ・グルニエ)

長篇小説の国フランスでもいま短篇小説が注目されつつある。作家たちは「フィクション芸術のエッセンス」とよばれるにふさわしい表現を目ざして芸を競い、おのれのエスプリを証明する場として短篇を書くのだ。本書所収のリラダン、アポリネール、デュラスら、世紀末から現代にいたる作家たちの技の競演に、読者は堪能されるにちがいない。

本書表紙(カバー)より

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