『日本人はどのように森をつくってきたのか』コンラッド・タットマン、熊崎実訳(築地書館)
1998年
211頁
目次(収録作品)
序章 工業化以前の日本の森林史—概観
第1部・採取林業の千年
第1章 古代の略奪期—600~850年
第2章 中世日本の森林と林業—1050~1550年
第3章 近世の木材枯渇—1570~1670年
第2部・近世における育成林業の台頭
第4章 森林の利用制限による消極的管理の時代
第5章 森をつくる—造林技術の原理と実践
第6章 人工林林業の興隆—その経済的側面
第7章 土地利用制度の変化と植林
結論 なぜ日本では森林が残ったのか
明治期以前の森林・林業史に関する主要な文献
強い人口圧力と膨大な木材需要にも関わらず、日本に豊かな森林が残ったのはなぜか。
古代から徳川末期までの森林利用をめぐる、村人、商人、支配層の役割と、略奪林業から育成林業への転換過程を描き出す。
日本人・日本社会と森との1200年におよぶ関係を明らかにした名著。出典:築地書館公式サイト