改版1985年
407頁
目次(収録作品)
東京貧民の状態
職人社会
手工業の現状
機械工場の労働者
小作人生活事情
附録 日本の社会運動
日本資本主義が一人だちする明治30年前後。横山源之助(1870―1915)は労働者・貧民に深い同情をよせ、実態調査にもとづくルポルタージュの数々を世に問うた。本書はその集成であり、工場労働者をはじめ職人・都市の極貧者・小作人等の生活が生々しく詳細に記録されている。明治期ルポルタージュの白眉。(解説 立花雄一)
本書表紙(カバー)より