『物語 哲学の歴史―自分と世界を考えるために』伊藤邦武(中公新書)
2012年
321頁
目次(収録作品)
序章 哲学史のストーリー
第1章 魂の哲学―古代・中世(「魂」という原理/アテナイの哲学ープラトンとアリストテレス/地中海の哲学)
第2章 意識の哲学―近代(科学革命の時代ーデカルトの登場/心身問題/経験論と超越論的観念論の立場)
第3章 言語の哲学―二〇世紀(論理学の革命/ケンブリッジから/アメリカへ)
第4章 生命の哲学―二一世紀へ向けて(生の哲学/ジェイムズとベルクソン/エコロジカルな心の哲学)
哲学とは何だろうか――。人間が世界と向き合い、自分の生の意味を顧みるとき、哲学は生まれた。古代から二一世紀の現代まで、人間は何を思考し、その精神の営為はどのような歴史を辿ってきたのだろうか。本書は、その歴史を「魂の哲学」から「意識の哲学」「言語の哲学」を経て、「生命の哲学」へと展開する一つのストーリーとして描く。ヘーゲル、シュペングラー、ローティの歴史哲学を超えた、新しい哲学史への招待。
出典:中央公論新社公式サイト