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『時間と自由』ベルクソン(岩波文庫)

『時間と自由』ベルクソン、中村文郎訳(岩波文庫)

2001年
311頁




目次(収録作品)

第1章 心理的諸状態の強さについて(内包量と外延量/深い感情 ほか)
第2章 意識の諸状態の多様性について―持続の観念(数的多様性と空間/空間と等質的なもの ほか)
第3章 意識の諸状態の有機的一体化について―自由(物理的決定論/心理的決定論 ほか)

ベルクソン(1859-1941)の哲学的出発を告げた時間論の古典的名著。「意識に直接与えられた」現実を純粋な時間的持続とみなす立場から、自由の決定論と非決定論の双方を“時間の空間化”として批判した。時間意識の緻密な分析を通して具体的現実の復権と真の自由の顕彰を図った20世紀初頭の思想動向を代表する記念碑的労作である。新訳。

本書表紙(カバー)より

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