2020年
256頁
目次(収録作品)
第1章 「歴史とは何か」という大問題
第2章 歴史のある文明と歴史のない文明
第3章 世界で初めて歴史をつくったヘーロドトス
第4章 キリスト教文明が地中海文明に加わった
第5章 中国は日本人がつくった
第6章 『史記』に呪縛された中華圏の歴史観
第7章 日本文明はいかにして成立したか
第8章 『日本書紀』の歴史とは何か
第9章 国民国家が世界史を変えた
第10章 マルクスに騙され続けている世界史
第11章 日本の歴史教育の大問題
第12章 日本人がつくる世界史
世界史を歴史戦の道具にしてはいけない。
国民国家を超える世界史を日本人が構想する!いま世界は、それぞれの国が自分たちは正しいという歴史を主張し合っている。しかし、国民国家ごとの歴史をいくら集めてもそれが世界史になるわけではない。これまで世界で歴史と呼びうるものは、ギリシャのヘーロドトスとシナの司馬遷の二人による記述しかなかった。人類が誕生して文字を獲得すればすぐに歴史が成立するというほど歴史は簡単なものではない。では、国家や時代の枠組みを超える新しい世界史は可能なのか。歴史の根源に遡って構想した日本人による世界史への画期的試み。
出典:徳間書店公式サイト
[関連]
『日本人が教えたい新しい世界史』宮脇淳子(2016・徳間書店)
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