改版2017年
213頁
目次(収録作品)
1 無意識へのアプローチ(無意識のはたらき/コンプレックス/心の構造)
2 イメージの世界(イメージとシンボル/心的エネルギー/夢)
3 無意識の深層(グレートマザー/元型/影)
4 無意識界の異性像(ペルソナと心/アニマ/アニムス/男性と女性)
5 自己実現の過程(自我と自己/自己のシンボル/マンダラ/個性化の過程)
私たちは何かの行為をしたあとで「われ知らずにしてしまった」ということがある。無意識の世界とは何なのか。ユング派の心理療法家として知られる著者は、種々の症例や夢の具体例を取り上げながらこの不思議な心の深層を解明する。また、無意識のなかで、男性・女性によって異性像がどうイメージされ、生活行動にどう現れるのか、心のエネルギーの退行がマザー・コンプレックスに根ざす例なども含めて鋭くメスを入れる。
出典:中央公論新社公式サイト
本書、改版は旧版より行間が広くなり読みやすくなっている。
[関連]
『無意識の構造』河合隼雄(1977・中公新書481)旧版
amazon