スポンサーリンク

『柳宗悦コレクション3 こころ』(ちくま学芸文庫)

『柳宗悦コレクション3 こころ』柳宗悦、日本民藝館監修(ちくま学芸文庫)シリーズ全3冊

2011年
431頁




目次(収録作品)

妹の死
死とその悲みに就て
亡き宗法に
私の念願
美の宗教
美の法門
無有好醜の願
美の浄土
法と美
不二美
仏教美学について
民藝美の妙義
安心について
凡人と救い
無謬の道
伝統の形成
心偈(抄)

たくさんの美しいものに触れ、もの作りの現場に足しげく通った柳は、美を生む上で人間の「自我」が大きな障壁になっていることを確信する。ではどうしたらそれを克服することができるのか…。自我からの解放を説く仏教に若き日から親しみ、苦悩しながらもの作りにたずさわる仲間を持つ柳は、その難しさを痛感していた。思案のさ中、彼の眼に『大無量寿経』の中の一節「無有好醜の願」が飛込む。もはや美醜などない、全てのものは既に救われている、とするその一文を手掛りに、柳はどんな作り手でも「無」の境地に至り、美しいものを生み出すことのできる道を編み出していく。

出典:筑摩書房公式サイト

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Secured By miniOrange