1974年5月10日初版発行
196頁
目次(収録作品)
白雲郷と色相世界―夏目漱石の漢詩論
漱石あれこれ
スペンサー・ショックと明治の知性―ラフカデオ・ハーンと夏目漱石の場合
教養の伝統について―伊藤博文と夏目漱石の漢詩をめぐって
二科兼学のすすめ
イマジストの俳句
スペイン語の俳句
書評二点
(1)夏目伸六著『父・漱石とその周辺』『続父・漱石とその周辺』
(2)松岡譲編著『漱石の漢詩』
著者は、英語学者、評論家。(1930-2017)
本書は、雑誌に掲載された論考(エッセー)や発表を一書に編集したもの。
「白雲郷と色相世界」「教養の伝統について」などは今読んでも有益。なかなかおすすめ。
文庫や新書で復刊されてもよい本。