『ヘーゲル・セレクション』G・W・F・ヘーゲル、廣松渉・加藤尚武訳(平凡社ライブラリー)
2017年
333頁
目次(収録作品)
1 哲学の性格(時代の嫡子/二元の超克/絶対の確知)
2 視座と方法(実体は主体/理性は現実/弁証の理法)
3 論理と自然(神義と始元/論理の展開/自然の哲理)
4 人間と社会(精神と人倫/労働と社会/理性と国家)
5 歴史と摂理(自由の実現/理性の狡智/神との宥和)
神学徒として出発するも、カント、フィヒテの影響とフランス革命への共感から、哲学者の道を歩んだヘーゲル。キリスト教的絶対者ではない形でカントの二元論を克服しようと、論理学、自然哲学、精神哲学を展開し、国家、市民、社会、歴史に飽くなき関心を抱き続けたヘーゲルの巨大な哲学体系を見渡す、名アンソロジーにして最良の入門書!
アマゾン商品説明より