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『カルメン』メリメ(岩波文庫)

『カルメン』メリメ、杉捷夫訳(岩波文庫)

改版1960
108頁



スペインを旅行中の考古学者は、ふとしたことから今は獄中にいる山賊ホセを知る。彼は形見の品を母親に渡してくれと頼んだのち、懺悔話を始めた。それは、純情な青年が情熱の女カルメンに翻弄され、闘牛士や彼女の情夫、果ては彼女まで殺してしまった悲しい話だった。歌劇とはまた異なる沈痛な激情に貫ぬかれたメリメの最高傑作。

本書表紙(カバー)より


[関連]
『カルメン』メリメ、堀口大学訳(新潮文庫)

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