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『精神の危機 他十五篇』ポール・ヴァレリー(岩波文庫)

『精神の危機 他十五篇』ポール・ヴァレリー、恒川邦夫訳(岩波文庫)

2010年
450頁




目次(収録作品)

精神の危機
方法的制覇
知性について
我らが至高善
「精神」の政策
精神連盟についての手紙
知性の決算書
精神の自由
「精神」の戦時経済
地中海の感興
オリエンテム・ウェルスス
東洋と西洋
フランス学士院におけるペタン元帥の謝辞に対する答辞
ペタン元帥頌
独裁という観念
独裁について
ヴォルテール

第一次世界大戦後「精神の危機」を書いたポール・ヴァレリーは、西欧の没落に警鐘を鳴らし、人間における〈精神〉の意味を根本的に問い直した。先端技術の開発にしのぎをけずり、グローバル化する市場経済の盲点を逸早く洞察し、「歴史」の見方に改変をせまった数々の論考は、21世紀の現代に通じる示唆に富んでいる。

本書表紙(カバー)より

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