2001年
256頁
定価:770円(税込)
目次(収録作品)
第1章 語られ出した性被害
第2章 封印された犯罪―性的虐待とは何か
第3章 性的虐待の加害者とは
第4章 心の傷を乗り越えるために―語ることを通じて
第5章 サポーターには何ができるか―サバイバーとともに生きるために
第6章 性的虐待の根絶のために―法律に求められるもの
第7章 性的虐待のない社会をめざして―私たちができること、やるべきこと
あなたは愛する子供を守れるか
子ども時代に性被害にあった人は驚くほど多い。小説「永遠の仔」のヒット、多発する少女の誘拐や監禁事件などをきっかけに、子どもに対する性暴力の影響の大きさが取り上げられるようになってきた。これまで「いたずら」などと表現されてきた行為が被害者のこころに及ぼした深い傷を、インタビューによって検証し、それをどのように癒していくか、また親として今すぐとれる防衛策は何か、そして社会全体としていかに発生を防ぐかまでを力強く提言するルポルタージュ。出典:集英社新書公式サイト