『アイザイア・バーリン―多元主義の政治哲学』上森亮(春秋社)
2010年
376頁
定価:4,400円(税込)
目次(収録作品)
第1部 哲学から政治理論へ
第1章 哲学における実証主義批判
第2章 歴史学における諸問題
第3章 倫理学から政治理論へ
第2部 バーリンの自由主義
第4章 平等概念の分析
第5章 「二つの自由概念」を読む
第6章 価値多元主義について
第7章 多元主義と自由主義的寛容
第3部 実践としての「思想史」
第8章 ロマン主義の遺産
第9章 ナショナリズムの諸相
第10章 ロシア・インテリゲンツィアの独創性
第4部 批判と向き合う
第11章 シュトラウスらの相対主義批判
第12章 テイラーの消極的自由批判
第13章 ペティットの共和主義的自由
第14章 ドゥオーキンの多元主義批判
第15章 多元主義と自由主義
世界の多様性を擁護する「寛容の哲学」
理念に走ることなく、現実感覚に照らしあわせて、思想を紡ぎつづけた、アイザイア・バーリン。その思想の全貌を、俊英が20世紀に甦らせる!有名な「積極的自由/消極的自由」にとどまらず、初期の哲学的探究から追随者の受容まで、全著作をあますことなく網羅したバーリン研究の到達点。
出典:勁草書房公式サイト