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『感覚秩序 ハイエク全集Ⅰ-4』フリードリヒ・ハイエク(春秋社)

『感覚秩序 ハイエク全集Ⅰ-4』フリードリヒ・ハイエク、西山千明・矢島鈞次 監修、穐山貞登訳(春秋社)

新版2008年
320頁
定価:4,620円(税込)




目次(収録作品)

第1章 問題の性質
第2章 理論の概略
第3章 分類の道具としての神経システム
第4章 感覚と行動
第5章 心的秩序の構造
第6章 意識と概念的思考
第7章 理論の確認と検証
第8章 哲学的な帰結

〈こころとはなにか?〉、〈感覚とはなにか?〉、〈脳は世界をどう知覚しているのか?〉、こころと社会の相関関係を追ったハイエクによる心理学。認知科学的、神経科学的アプローチを先駆けた書物であり、また、社会科学と自然科学の学際的アプローチを展開した先見の書。

ニューラルネット(神経をモデルにしたコンピューター)の原理を初めて提唱した書(1952年刊行)として、近年再注目されている本です。中央集権的な指揮系統ではなく、末端を重視する自律分散型思想を説いたもので、ハイエクの社会・経済学思想とはもちろん、インターネット思想の基層となる考えを提案したものであり、今後ますます注目されるだろう一冊。

出典:春秋社公式サイト

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