『社会主義と戦争 ハイエク全集Ⅱ-10』フリードリヒ・ハイエク、西山千明 監修、尾近裕幸訳(春秋社)
2010年
228頁
目次(収録作品)
第1部 「計画」はなぜ間違うのか
(知識人と社会主義/計画、科学、および自由/自由と経済体制)
第2部 社会主義の「経済学的」欠陥
(計画化の経済学/無知への対処/社会主義計算論争とはなんだったのか―フィクションの2ページ)
第3部 「戦争」の経済問題
(価格による配分対配給制度/資本の節約―利子率の役割をめぐって/「大戦」に関連した文書)
第4部 二つの「道徳」
(科学と社会主義/社会主義はなぜ反動的なのか/史本手技の道徳とはなにか)
「市場経済」や「競争」はなぜ嫌われるのか? にもかかわらず、なぜ必要なのか? ケインズやナチスをも含むいわゆる広義の社会主義による「市場経済」の否定が、どのような形で戦争に繋がっていったかを分析。20世紀の誤りを繰り返さないために、今こそ必読の一冊。
出典:春秋社公式サイト