『ミル『自由論』再読』ジョン・グレイ、G・W・スミス編、泉谷周三郎・大久保正健訳(木鐸社)
2001年
214頁
定価:3,300円(税込)
目次(収録作品)
J・S・ミルと生活の諸目的 アイザイア・バーリン
J・S・ミルの「生活の技術」 アラン・ライアン
ミル『自由論』再読 J・C・リース
ミルの幸福概念と個性の理論 ジョン・グレイ
ミルによる自由の擁護 C・L・テン
社会的自由と自由な行為者 G.W.スミス
J・S・ミルとアイザイア・バーリン リチャード・ウォルヘイム
ミルの『自由論』は,個人の自由とその限界を論じた19世紀における大衆社会論として評価されているが,本書に収録された9篇の論文は,ミルの思想が今日の道徳哲学や政治哲学の領域でも意味を持つことを多様な角度から明らかにする。本書により,英米圏におけるミル研究の伝統派と修正派の論議を通じたミル思想の多面性と深さを知ることができる。
出典:木鐸社公式サイト
※上記引用のように公式サイトには「9篇」とあるが、目次では「7篇」。誤記か。