『若き日の手紙』フィリップ(新潮文庫) 2023/7/8 書評 新潮文庫, 書簡 『若き日の手紙』フィリップ、鈴木健郎訳(新潮文庫) 1955年 139頁 本書は、区役所職員で作家であったフランス人のシャルル=ルイ・フィリップ(1874-1909)の書簡集。親友アンリに宛てた手紙を収める。 著者の思いやり溢れる人柄がうかがえよい。こなれた平明な読みやすい翻訳。なかなかおすすめ。 ただ、字がかなり小さい。字を大きくした新装版を望む。 [関連] 『若き日の手紙』フィリップ、外山楢夫訳(1928・岩波文庫) 若き日の手紙 (1955年) (新潮文庫) amazon こちらの記事もどうぞ『ミシェル・フーコー講義集成』(全13巻)『完訳 アンデルセン童話集』(岩波文庫)『食卓の賢人たち』アテナイオス(京都大学学術出版会)(全5巻)『城下の人 新編・石光真清の手記(一)』(中公文庫)『新版 うつほ物語 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫)『若き日の手紙』フィリップ(岩波文庫)『新版 動的平衡』福岡伸一(小学館新書)若いときの自分に教えたい教養系文庫・新書レーベルのまとめ