『戦後日本思想大系1 戦後思想の出発』編集・解説 日高六郎(筑摩書房)全16巻
1968年
420頁
目次(収録作品)
解説 戦後思想の出発 日高六郎/p3
I 八・一五前後
雄勁沈着なれ 『朝日新聞』社説/p41
平常心を豊かに 高村光太郎/p43
三箇の問題 正木ひろし/p45
日本帝国終末 林尹夫/p46
原爆被災時のノート 原民喜/p48
詔書/p52
日本再建の指針 東久邇首相記者会見/p53
慚愧の念で胸裂く 吉川英治/p58
新しき試錬へ踏出せ 高坂正顕/p60
草莾の文 親泊朝省/p63
新日本建設の道 鮎川義介/p70
病間目録 河上肇/p72
配給された「自由」 河上徹太郎/p76
冬に入る 中野重治/p79
返事—貴司山治宛 太宰治/p88
II 天皇制をめぐって
朝日新聞「声」欄から/p95
—各党政策討論会—憲法問題と天皇制 安藤正純、黒沢西蔵、小山倉之助、志賀義雄、水谷長三郎/p99
詔書/p109
天皇と天皇制 岡野進/p111
建国の事情と万世一系の思想 津田左右吉/p114
日本歴史の特殊性 羽仁五郎/p143
なつかしい日本 三好達治/p153
不合理主義の源泉 荒井作之助/p159
III 未決の問題としての戦争責任
戦争犯罪と国際法の革命 横田喜三郎/p171
「極東国際軍事裁判供述書」から 木戸幸一/p184
軍国支配者の精神形態 丸山真男/p187
文学における戦争責任の追及 小田切秀雄/p223
文学と戦争責任 福田恆存/p227
まず主として私自身について 岩崎昶/p236
IV 新しい日本の出発
人民に訴う 徳田球一ほか/p245
民主戦線によって祖国の危機を救え 野坂参三/p247
民主戦線のために 山川均/p259
新憲法に関する演説草稿 幣原喜重郎/p270
改正憲法の革命的性格 恒藤恭/p274
日本社会党と農地改革 大内兵衛/p289
原子力の管理 仁科芳雄/p302
V 主体の回復
戦の跡 矢内原忠雄/p315
近代的思惟 丸山真男/p327
自然科学者の反省 小倉金之助/p329
第二の青春 荒正人/p340
現代の主題 宮本百合子/p361
地方文化運動報告 中井正一/p374
岩で出来た列島 山代巴/p382
共産党に入るの弁 森田草平/p387
一つの告白 中野好夫/p400
執筆者略歴・関係年表/p411