『戦後日本思想大系4 平和の思想』編集・解説 鶴見俊輔(筑摩書房)全16巻
1968年
413頁
目次(収録作品)
解説 平和の思想 鶴見俊輔/p3
I 戦争の追体験
再読「きけわだつみのこえ」 安田武/p33
雑感 後藤弘/p42
「難死」の思想 小田実/p44
ガリヴァ旅行記 原民喜/p69
われらの内なる戦争犯罪者 作田啓一・高橋三郎/p72
前世代の詩人たち 吉本隆明/p97
中国人の抗戦意識と日本人の道徳意識 竹内好/p110
あの人は帰ってこなかった(抄)
死ぬにも死ねずに 伊藤俊江/p130
夢まで悲しい 小原こめ/p137
私の敗戦日記(抄) 白鳥邦夫/p145
II 平和の構想
人間への信頼 吉野源三郎/p155
核兵器で平和が保たれているのか 田中慎次郎/p182
権力政治を超える道 坂本義和/p199
平和の論理と戦争の論理 久野収/p215
家庭像の想像 大熊信行/p233
民衆と平和(抄) 安井郁/p251
放射能の下で科学者は何をなすべきか 坂田昌一/p280
不殺生戒 藤井日達/p285
藤井日達とその弟子たち 小沢信男/p291
声明と告白 日本基督教団/p305
砂川から 宮岡政雄/p309
ホノルルのダウン・タウンからの報告 岡村昭彦/p324
III 戦後、平和運動の遺産
遺稿集『暗い谷間』より 近藤巨士/p335
絶筆 死の床にて 久保山愛吉/p346
人知れず微笑まん(抄) 樺美智子/p350
今も私に語る美智子 樺光子/p353
日記 山崎博昭/p379
弟へ 山崎建夫/p384
抗議文及び遺書 由比忠之進/p389
執筆者略歴/p401
「平和の思想」関係年表/p407