2006年
256頁
定価:990円(税込)
目次(収録作品)
第1章 上流階級の日本―世相画
第2章 女たちの日本―風俗画(一)
第3章 男たちの日本―風俗画(二)
第4章 庶民の日本―風俗画(三)
第5章 皮肉られた日本―諷刺画
第6章 写実の日本―報道画
第7章 無念の日本―不安画
1882年に来日し、17年間の滞在生活をおくったフランス人画家ビゴーは、その卓越した描写力で、写真や活字では記録し得なかった日本人の本質を鋭く描きとった。明治政府を皮肉る痛烈な諷刺画のほか、西洋文化にとびついた人々の滑稽な姿、日本的風習にあふれた庶民の生活、日本軍に従軍して描いた戦争報道画など、100点の作品を通して、近代化する日本の活況を明らかにする。
出典:講談社BOOK俱楽部
[関連]
『ビゴーが見た日本人』清水勲(2001・講談社学術文庫)
『ビゴーが見た明治職業事情』清水勲(2009・講談社学術文庫)