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『もうひとつのジェノサイド 長春の惨劇「チャーズ」』遠藤誉(実業之日本社)

『もうひとつのジェノサイド 長春の惨劇「チャーズ」』遠藤誉(実業之日本社)

2022年
368頁




目次(収録作品)

第1章 赤いガラス玉
第2章 絶望都市・長春
第3章 自由の大地
第4章 解放区延吉
第5章 再びの命
第6章 朝鮮戦争勃発
第7章 天津の灯はさまよう

1947年、中国共産党は国民党軍と激しい内戦を繰り広げていた。

「長春を死城たらしめよ」

この毛沢東の指令により、国民党が占拠する長春市は食糧封鎖され、市民数十万人が餓死する事態へ追い込まれたのである。かつて長春で「もうひとつのジェノサイド」=「チャーズ」があったことを知る人は少ない。チャーズ生存者も、もうそう多くはいない。その数少ない生き証人の一人が著者・遠藤誉氏である。

「私には『もうひとつのジェノサイド』を人類の歴史に刻み込む使命がある。亡くなられた方たちはゴミくずのように捨てられ、『チャーズ』の事実そのものが葬られていったからだ」

中国共産党が封印し続ける惨劇「チャーズ」。
「これは、もうひとつのウクライナだ」と、あの大作家・佐藤愛子氏も激賞する魂の実録・ノンフィクション。 

出典:実業之日本社公式サイト

※本書は、下記の復刊。

[関連]
『卡子(チャーズ)―出口なき大地 1948年満州の夜と霧』遠藤誉(1984・読売新聞社)
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『続 卡子(チャーズ)―失われた時を求めて』遠藤誉(1985・読売新聞社)
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『卡子(チャーズ)―中国革命戦をくぐりぬけた日本人少女』(上下)遠藤誉(1990・文春文庫)
上巻 amazon  下巻 amazon

『卡子(チャーズ)―中国建国の残火』遠藤誉(2012・朝日新聞出版)
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