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『地球日本史2 鎖国は本当にあったのか』西尾幹二編(扶桑社文庫)

『地球日本史2 鎖国は本当にあったのか』西尾幹二編(扶桑社文庫)全3巻

2001年2月28日第1刷発行
491頁
定価:712円(税込)




目次(収録作品)

1 鎖国は本当にあったのか 西尾幹二
2 貧農史観への疑問 佐藤常雄
3 参勤交代と近代化 笠谷和比古
4 江戸の金融システム 宮本又郎
5 江戸の環境問題 鬼頭宏
6 江戸の技術の独創性 角山栄
7 江戸のメディア 田中優子
8 武家制度の本音と建前 大石慎三郎
9 三大改革の虚実 大石慎三郎
10 輝いていた江戸文学 佐伯彰一
11 中国の真似できなかった美術 田中英道
12 江戸儒学の国際的普遍性 源了圓
13 日本人の宗教 尾藤正英
14 日本将棋の独創性 尾本恵市
15 国土開発とエコロジー 源了圓
16 茶の湯とミサ 大橋良介
17 浮世絵の西洋凌駕 田中英道
18 洋学につながった儒学 源了圓
19 西欧古典文献学と国学 西尾幹二
20 西洋の数学と江戸の数学 伊達宗行
21 ダーウィンより早かった進化論 太田邦昌
22 西洋世界からの訪問者 小堀桂一郎
23 江戸時代とは何だったのか 入江隆則

本書は、産経新聞に連載された「はじめて書かれる 地球日本史」を一書にまとめたもの。

含蓄のある論説が収められてる。特に、18洋学につながった儒教(源了圓)、19西洋古典文献学と国学(西尾幹二)がよい。
第1巻を読まなくとも問題なく読める。なかなかおすすめの一書。

[関連]
『地球日本史2 鎖国は本当にあったのか』西尾幹二編(1998・扶桑社)単行本
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