2016年
291頁
目次(収録作品)
1 防衛論争の座標軸
2 安全保障と国民経済―吉田ドクトリンは永遠なり
3 ソ連の脅威―軍事バランスという共同幻想
4 有事―日米運命共同体の幻想がくずれるとき
5 戦略的思考―死こそ赤への近道
6 摩擦と危機管理
永井陽之助氏への“反論” 岡崎久彦
対論 何が戦略的リアリズムか 永井陽之助×岡崎久彦(単行本未収録)
解説 誤読を避けるために 中本義彦
日本の国家戦略はいかにあるべきか――。政治的リアリズムの立場から戦後の経済重視・軽武装路線を「吉田ドクトリン」と定義づけ、軍事的リアリストへの批判を展開した戦略論の名著。『現代と戦略』第一部に岡崎久彦による反論、永井・岡崎対論「何が戦略的リアリズムか」を併録し、白熱の論争を再現する。文藝春秋読者賞受賞。
出典:中央公論新社公式サイト
[関連]
『歴史と戦略』永井陽之助(中公文庫)