2025年
320頁
目次(収録作品)
序 無くなった仕事から見えてくるものは何か
第一章 放浪詩人の仕事
第二章 戦後失われた仕事
第三章 今も生き続ける昭和の仕事師たち
ポン菓子 吉村利子
竹細工 桑原竹細工店
手漉き和紙 宮田寛
三助 橘秀雪
紙芝居 光永藤雄
瓦屋(城島瓦)渋田良一
指物大工 角義行
篩師
コスパ・タイパと真逆の時代に、私たちは何を忘れてきたのだろうか。
効率や合理性が重視され、あらゆる場でシステム化が加速する現代。一方、昭和の時代を支えた昔ながらの商い、手仕事や職人たちが、姿を消していった。
炭焼き、三助、チャンバラ劇団、行商、紙芝居屋……変化とともに、人間同士の関わりやぬくもりが失なわれていないだろうか。
約120の職に就き昭和を生き抜いた放浪詩人高木護の生涯を軸に、消えゆく仕事と携わる人々の姿、今なお現場を守り続ける職人の思いとドラマを描き出す。出典:KADOKAWA公式サイト
※本書は、(おそらく)『昭和の仕事』を改題し、文庫化したもの。
[関連・参考]
『昭和の仕事』澤宮優(2010・弦書房)
amazon
『イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑』澤宮優(2021・角川ソフィア文庫)