『日本滞在日記 1804-1805』レザーノフ、大島幹雄訳(岩波文庫)
2000年
448頁
目次(収録作品)
カムチャツカから長崎まで
長崎来航
神崎沖にて
木鉢にて
梅ケ崎上陸
太十郎自殺未遂事件
レザーノフの病
庄左衛門の陰謀
警固兵たちとの交流
日露交渉会談
通詞たちの秘密工作
帰国の途へ
1804年9月、長い航海の末長崎に到着したロシアの全権大使レザーノフ。通商を求めて交渉するが、日本側の対応にいらだちを募らせる――半年余りの日本滞在中の日記。本書は長年出版が禁じられ、1994年に初めて公刊された。開国への胎動のうかがえる日本社会や、日露交流史を考える上で、興味ぶかい数多くの事実に満ちている。
本書表紙(カバー)より