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『或日の大石内蔵之助・枯野抄 他十二篇』芥川竜之介(岩波文庫)

『或日の大石内蔵之助・枯野抄 他十二篇』芥川竜之介(芥川龍之介)(岩波文庫)

1991年
287頁
定価:770円(税込)




目次(収録作品)

世之助の話
或日の大石内蔵之助
戯作三昧
開化の殺人
枯野抄
開化の良人
鼠小僧次郎吉
舞踏会
秋山図
山鴫
俊寛
将軍
お富の貞操
馬の脚

志をとげた後の大石の微妙な心の動きを分析し、忠義とか仇討ちへの賛美を静かに批判した表題作。芭蕉の死の床での弟子たちの感慨に托して、芥川に深い人格的影響を与えた漱石の、臨終をめぐる門弟たちの心理的反応を描く『枯野抄』。本書には、主として題材を江戸から幕末・明治初期にもとめた14篇を選び収めた。(解説=中村真一郎)

本書表紙(カバー)より

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