『右の売国、左の亡国 2020sファイナルカット』佐藤健志(経営科学出版)
2020年10月31日第1版第1刷発行
360頁
定価:2,200円(税込)
目次(収録作品)
序文 二〇二〇年、日本はコロナで正念場を迎えた
第1部 日本は世界の中心で消滅する
I 今、何が起きているのか?
II このままだと日本はどうなるか?
III なぜ、こんなことになったのか?
IV で、われわれは何をすべきなのか?
第2部 「消えゆく国」の風景
巻末付録 政治経済用語辞典
著者は、評論家ほか。
本書は、『右の売国、左の亡国』(2017)の増補改訂版。
安全保障を米国に依存する右派保守派のやり方では、日本は米国の属国のままで、安全保障を考慮しない脳内お花畑左派リベラルのやり方では日本は亡びる、と論じるのが主な内容。
論じている分析は、全くその通りだと思うが、どうすればよいのかは示されてない。
丁寧に分かりやすく順を追って論じているが、若干冗長。
第2部に収録されている評論「宇宙戦艦ヤマトの昭和史」が、なかなか興味深い。
[関連]
『右の売国、左の亡国―2020年、日本は世界の中心で消滅する』佐藤健志(2017・アスペクト)
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