1974年
240頁
目次(収録作品)
1 行動学入門
2 おわりの美学
3 革命哲学としての陽明学
あとがき
解説 虫明亜呂無
(※筆者、本書は未読だが「解説」以外は全集で読んでいる)
タイプの違う2種の文章が収められている。
1、3は、硬めの論説。日本人として純粋な行動とは何か、について論じる。3は、大塩平八郎や西郷隆盛などに言及しながら、陽明学と行動について論じている。
2は、1、3とは異なるライトなエッセー。「結婚のおわり」「流行のおわり」「美貌のおわり」「個性のおわり」等、さまざまな「おわり」を洒落た皮肉的ユーモアのある文章でつづる。中々おすすめ。
