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『ヘミングウェイ短篇集』(岩波文庫)

『ヘミングウェイ短篇集』(上下)谷口陸男訳(岩波文庫)

上巻

1987年
204頁

目次(収録作品)

インディアン部落
医者と医者の妻
拳闘家
雨の中のねこ
二心ある大川(その1)
二心ある大川(その2)
不敗の男
異国にて
白象に似た山々
殺し屋
十人のインディアン
贈物のカナリヤ
アルプス牧歌

『インディアン部落・不敗の男 他十一編』amazon(岩波文庫)を改題。

いわゆる「失われた世代」の代表格として登場し、20世紀アメリカ文学に斬新なスタイルをもたらしたヘミングウェイ(1899‐1961)。短篇小説作家としての彼の活躍時期は1920‐30年代に集中している。その数ある作品の中から、上巻には20年代に発表された「白象に似た山々」「殺し屋」など13篇を選び収める。(全2冊)

本書表紙(カバー)より



下巻

1987年
318頁

清潔な照明のよいところ
世の光
神よ、殿方を楽しく休ましめ給え
スイスへの敬意
死者の博物誌
人は知らず
父と子
キリマンジャロの雪
フランシス・マコーマーの短い幸福な人生
密告
蝶と戦車
だれも死なない
屋根の下

『死者の博物誌・密告 他十一編』amazon(岩波文庫)を改題。

下巻には1930年代の作品から名篇「キリマンジャロの雪」など13篇を収録。上下巻を通していくつかの作品に登場するニック・アダムズは作者の分身ともいわれ、ヘミングウェイの短篇はニックの成長・経験・行為を軸に関連をもって構成されているという。読者はとりわけこれら“ニック物語”に作者その人の人生認識をうかがうことができよう。

本書表紙(カバー)より

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