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『歴史の真贋』西尾幹二(新潮社)

『歴史の真贋』西尾幹二(新潮社)

2020年1月30日初版発行
366頁




目次(収録作品)

第1部
神の視座と歴史―「神話」か「科学」かの問いかけでいいのか
神の歴史の行方―文明のオリジンを持たない日本人

第2部
ニーチェの言葉「神は死せり」は日本人にとって何を意味するか
ニーチェの言語観にこと寄せて
真贋ということ―小林秀雄・福田恆存・三島由紀夫をめぐって
小林秀雄と福田恆存の「自己」の扱いについて

第3部
「日本」という名のイデオロギー―一九七〇年代の日本人論はどのようにしてイデオロギーになったか
昭和の連続性―歴史に戦前と戦後の区別はない
「昭和のダイナミズム」考―思想の地下水脈を外国にふさがれたままでいいのか

著者はドイツ文学者、評論家。

本書は、著者が行った講演をまとめたもの。ただまとめただけではなく、改稿・加筆されている。
どれも含蓄のある内容で興味深い。講演を元にしているので文章も読みやすい。
おすすめの良書。
なお、本書に所収の「ニーチェ 神は死せり」は、YouTubeにアップされている。本来ならお金を払わなければならない動画である。また、本書には収められていないが、「スペイン、オランダ~」(下記)も名講演。

[関連・参考]
「ニーチェの言葉「神は死せり」―日本人としてどう考えるか」(講演)
前半   後半 [YouTube]

「スペイン、オランダ、イギリス、フランス、ロシアは地球をどのように寇掠したか」(講演)
前半   後半 [YouTube]

歴史の真贋

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