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『続・梅干と日本刀』樋口清之(祥伝社新書)

『続・梅干と日本刀―日本人の活力と企画力の秘密』樋口清之(祥伝社新書)

2014年
255頁




目次(収録作品)

1章 東京も顔負け!江戸の驚異的な“都市計画”-あらゆる災害に備えて造られた江戸の街(津波のエネルギーから街を護った堀川の知恵/家康の綿密な計画で造られた江戸 ほか)
2章 日本は、江戸時代から“世界一の教育国”-農民は字が読めなかったと考えるのは大間違い(江戸時代のほとんどの農民は字が読めた/生活のために読み書きは必要だった ほか)
3章 意外!日本は古来“ヨコ社会”が土台だータテ割り社会を、ヨコ割りの上に重ねた日本の社会(封建的とは、悪いことの同義語なのか/「士農工商」はヨコ割り社会をあらわす言葉 ほか)
4章 日本の文化は、柔軟な“建増し”構造―あらゆるものを貪欲に呑み込んだ日本の重層社会(雁もどきはコロッケをヒントに作られた/竹輪のことをもともと蒲鉾といった ほか)

何でも受け入れてみる社会システム
初対面の人を、「お近づきのしるしに、ちょっと一杯」と誘う。これは、飲食の場を共にすることで連帯意識の確認をはかる共食(きょうしょく)文化のあらわれだろう。神と人とが交流する直会(なおらい)の行事にも通じる。
日本には古来、人もモノも文化も、新しいものを受け入れては、試してみる精神があった。その湿潤な気候は、本格的なレンガ造りの建築には向かないが、そこでレンガ張(ば)りの技法が工夫される。また、舶来のコロッケをヒントにして、精進(しょうじん)の雁(がん)もどきが創作された。
かように自由な企画発想への熱意を示し、日々実行に移していくうち、一種独特で、多層的な文化ができたのだ。日本人に民族の美点を教えてくれた名著の続編!

出典:祥伝社公式サイト


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『完本 梅干と日本刀』樋口清之(祥伝社黄金文庫)

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