『日本近現代史講義―成功と失敗の歴史に学ぶ』山内昌之・細谷雄一編著(中公新書)
2019年
310頁
目次(収録作品)
序章 令和から見た日本近現代史(山内昌之)
第1章 立憲革命としての明治維新(瀧井一博)
第2章 日清戦争と東アジア(岡本隆司)
第3章 日露戦争と近代国際社会(細谷雄一)
第4章 第一次世界大戦と日中対立の原点(奈良岡聰智)
第5章 近代日中関係の変容期(川島真)
第6章 政党内閣と満洲事変(小林道彦)
第7章 戦間期の軍縮会議と危機の外交(小谷賢)
第8章 「南進」と対米開戦(森山優)
第9章 米国の日本占領政策とその転換(楠綾子)
第10章 東京裁判における法と政治(日暮吉延)
第11章 日本植民地支配と歴史認識問題(木村幹)
第12章 戦後日中関係(井上正也)
第13章 ポスト平成に向けた歴史観の問題(中西寛)
明治維新から一五〇年余り。日本近現代史の研究は日々蓄積され、塗り替えられている。日本国内の閉じた歴史にとどまるのではなく、世界史と融合した新しい歴史を模索する流れが強まっている。明治維新に始まり、日清・日露戦争、第二次世界大戦、東京裁判と歴史認識問題、戦後日中関係、そして未来に向けた歴史観の問題まで。特定の歴史観やイデオロギーに偏らず実証を旨とする、第一線の研究者による入門一四講。
出典:中央公論新社公式サイト