改版2004年
285頁
中原中也、萩原朔太郎、三好達治、梶井基次郎、堀辰雄、岩野泡鳴、河上肇、岡倉天心、大杉栄、内村鑑三……。明治以後の、真の意味で個性的に生きた文学者・思想家を、時の功利的実証主義に反発したアウトサイダーとしてとらえ、その事跡と苦悩を検べる中で、逆に近代日本のインサイダーを照らし出そうと意図した労作の評論。現代の人間存在と歴史に深く問いかける。新潮社文学賞。
[関連]
『日本のアウトサイダー』河上徹太郎(1978・中公文庫)253頁
amazon Kindle 楽天
※電子書籍が2種ある。2016年刊のものが改版の電子書籍版か。